このページでは、鈴木清一の作品を毎月一点づつ取り上げ、作品にまつわる話題などとともにご紹介していきたいと思います。
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今月は『根室原野の鶴』(1964年)を取り上げることにします。
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北海道東部の根室原野に棲息する野生のタンチョウを描いたこの美しい油彩画は、清一が1964年秋に啓明女学院の卒業旅行に同行した際に描いた水彩画のスケッチを基に制作されたものです。清一にとってはこれが初めての北海道旅行でした。彼は小型スケッチブックと水彩絵具を手に道内各地を巡り、多くのスケッチを残しました。
清一が啓明女学院の美術教師の職を得たのは、同校の院長であった水戸出身の飛田昌久氏の招きによるものでした。彼は1959年に着任してから亡くなる前年の1978年まで、実に20年間の長きにわたって、同校の名物教師として教壇に立ち続けました。
彼は単に美術の授業を担当していただけでなく、放課後には美術部の指導をするとともに、教職員たちにも絵の指導をしていました。
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▲鈴木清一作『白樺の林』(1964年) 鉛筆・紙、35.4×26.2cm 個人蔵(神戸市須磨区) |
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