バックナンバー 2002年 12月号


このページでは、鈴木清一の作品を毎月一点づつ取り上げ、作品にまつわる話題などとともにご紹介していきたいと思います。
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バックナンバー

2002年 2001年

2002年11月: 『筑波山』
2002年10月: 『篠原本町の庭』
  
2002年9月: 『八千代像』  
2002年8月:『九歳の八千代』  
2002年7月:『会下山風景』
2002年6月:『舞子の松』
2002年5月:『赤い本』

2002年4月:『菊池辰重氏像』
2002年3月:『代々木風景』
2002年2月:『春のうた』
2002年1月:『雲と牛』

2001年12月:『天王山農場』
2001年11月:『初秋』

2001年10月:『月見山風景』
2001年9月:『孔雀』

 今月は『根室原野の鶴』(1964年)を取り上げることにします。


▲鈴木清一作『根室原野の鶴』(1964年)
油彩・カンヴァス、24.2×33.4cm
個人蔵(兵庫県明石市)

北海道東部の根室原野に棲息する野生のタンチョウを描いたこの美しい油彩画は、清一が1964年秋に啓明女学院の卒業旅行に同行した際に描いた水彩画のスケッチを基に制作されたものです。清一にとってはこれが初めての北海道旅行でした。彼は小型スケッチブックと水彩絵具を手に道内各地を巡り、多くのスケッチを残しました。

清一が啓明女学院の美術教師の職を得たのは、同校の院長であった水戸出身の飛田昌久氏の招きによるものでした。彼は1959年に着任してから亡くなる前年の1978年まで、実に20年間の長きにわたって、同校の名物教師として教壇に立ち続けました。

彼は単に美術の授業を担当していただけでなく、放課後には美術部の指導をするとともに、教職員たちにも絵の指導をしていました。




▲鈴木清一作『根室原野にて』(1964年)
水彩・紙、26.2×35.4cm
個人蔵(神奈川県厚木市)




 


▲鈴木清一作
『定山渓にて』(1964年)
水彩・紙、35.4×26.2cm
個人蔵(神戸市須磨区)

 

▲鈴木清一作
『白樺の林』(1964年)
鉛筆・紙、35.4×26.2cm
個人蔵(神戸市須磨区)





札幌・北海道大学構内のクラーク胸像の前で
(1964年10月撮影).
右から3人目が清一、左隣は飛田昌久院長





啓明女学院美術部員とともに
(1965年9月撮影)

 




▲鈴木清一作『啓明女学院』
水彩・紙、40.9×33.8cm
個人蔵(神戸市須磨区)


啓明女学院の校舎は当時、神戸市の中心部・三宮にありましたが、創立60周年を迎えた1983年に現在の須磨区横尾に移転しました。

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