2005年 6月号


このページでは、鈴木清一の作品を毎月一点づつ取り上げ、
作品にまつわる話題などととしていきたいと思います。

※今月までのバックナンバーは、ページの最下段をご覧下さい。


今月は、『六甲風景』(1971年) をご紹介いたします。

 鈴木清一作『六甲風景』(1971年)
木炭/水彩・色紙、27.3x24.2cm
個人蔵(神戸市中央区)

 

清一は晩年の13年間を神戸市灘区篠原本町で過ごしました(『篠原本町の庭』2002年10月号を参照)。
阪急六甲駅から北へ歩いて5〜6分の古い住宅地でした。清一はこの付近を散歩してはスケッチをしたり、沿道の住宅の垣根や庭に咲く花を観察したりするのを楽しみにしていました。

「今月の一枚」2003年2月号で『早春の六甲』をご紹介しましたが、六甲山を描いた彼の作品は今までに30点ほど見つかっています。松林、小菊、紅椿などと並んで、六甲山は彼が最も愛したモチーフでした。

さて、この『六甲風景』が描かれた場所へ実際に行ってみたとしましょう。そこで見えるのはつい見落としてしまうような、どこにでもある景色ではないでしょうか。しかし、いったん清一の手に掛かると、こんなにも穏やかで魅力的な絵になるというわけです。木炭の力強い線と水彩絵具による淡彩色がこの作品の魅力です。彼はおそらく10分も掛けないでこれを仕上げたのでしょう。「よし!それではわたしも挑戦してみよう!」という気にはなりませんか?


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バックナンバー


2005年  

5月:『若葉の明石公園』
4月:『神戸山手風景』
3月:『神戸メリケン波止場』
2月:『水戸県庁前 堤の並木』

1月:『青いリボンの少女』

 
2004年 2003年
12月:『山本五十六元帥の生家』 
11月:『月見山晩秋』
10月:『ぶどうと西洋梨』

9月:『中之島公園』
8月:『山百合』
7月:『丹頂鶴』
 
6月:『月見山の家の庭』
5月:『舞子の風景』

4月:『鬼塚貫一氏像』
3月:『倉敷の家』

2月:『早春』
1月:『自画像』
12月:『少女』 
11月:『秋深まる』 
10月:『染付け皿と秋果』
9月:『窓からの風景』 

8月:『石廊岬』
7月:『婦人像』
6月:『水戸弘道館』 
5月:『布引の新緑』
4月:『山ざくら』
3月:『水仙』

2月:『早春の六甲』
1月:『小菊』
2002年  2001年
12月:『根室原野の鶴』
11月: 『筑波山』 
10月: 『篠原本町の庭』   
9月: 『八千代像』  
8月:『九歳の八千代』  
7月:『会下山風景』
6月:『舞子の松』
5月:『赤い本』

4月:『菊池辰重氏像』
3月:『代々木風景』
2月:『春のうた』
1月:『雲と牛』
12月:『天王山農場』
11月:『初秋』

10月:『月見山風景』
9月:『孔雀』

 


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