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2008年 10月号


 清一は野山に自生する草花が好きでした。草むらや路傍に可憐に咲く小さな花を見つけては、自然の美しさに心を打たれ、絵心をかき立てられたのでした。その中でも、特にりんどうはお気に入りのひとつだったようで、戦前から晩年にいたるまで、何点もの作品が残っています。いずれも切り花を描いた「静物画」ではなく、この作品のように、鮮やかな紫色のりんどうをアクセントに据えた秋の草むらを描いた「風景画」なのです。

りんどう(写真)

写真1. 鈴木清一作「りんどう」(制作年不詳)
油彩・板、31.8x40.9cm、個人蔵(西宮市)





 清一はりんどうをあしらった扇子を親しい知人に贈っています(写真2)。無地の白扇子に何気なく描かれた美しい色のりんどうと3枚の落ち葉とが、秋の気配を感じさせていかにも涼し気です。暑かった夏も、この扇子があれば少しは過ごし易かったのではないでしょうか。

りんどう2(写真)

写真2.  鈴木清一作「りんどう」(制作年不詳)
水彩・扇子、個人蔵(吹田市)



 

 

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8月:『画室の裸女』
7月:『洞爺湖』
6月:『本栖湖』
5月:『武庫川堤』
4月:『舞子風景』
3月:『風景(1)』
2月:『浴女』
1月:『早春』

12月:『晩秋の御堂筋』
11月:『柿とざくろ』
10月:『静物』
9月:『森』
8月:『冬の赤松』
7月:『静物』
6月:『新楼の家』
5月:『冬の海』
4月:『初秋の丘』
3月:『蘭』
2月:『横臥する裸婦』
1月:『耕三生後八か月』
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12月:『水戸桜山の秋』
11月:『秋果』
10月:『小菊』
9月:『小屋』
8月:『静岡風景』
7月:『海岸の風景』
6月出版のご案内
    『孤高の画家・鈴木清一の作品と生涯』
5月:『明石城址』
4月:『青い花瓶の水仙』
3月:『戦前の旧居留地風景』
2月:『室津の梅』
1月:『雪の月見山』

12月:『神戸山手風景』
11月:『秋の渓流』
10月:『天王山農場本館』
9月:『芙蓉』
8月:『ぶどうと桃』
7月:『街頭スケッチ』
6月:『六甲風景』
5月:『若葉の明石公園』
4月:『神戸山手風景』
3月:『神戸メリケン波止場』
2月:『水戸県庁前堤の並木』

1月:『青いリボンの少女』
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12月:『山本五十六元帥の生家』 
11月:『月見山晩秋』
10月:『ぶどうと西洋梨』

9月:『中之島公園』
8月:『山百合』
7月:『丹頂鶴』
 
6月:『月見山の家の 庭』
5月:『舞子の風景』

4月:『鬼塚貫一氏 像』
3月:『倉敷の家』

2月:『早春』
1月:『自画像』
12月:『少女』 
11月:『秋深まる』 
10月:『染付け皿と秋果』
9月:『窓からの風 景』 
8月:『石廊岬』
7月:『婦人像』
6月:『水戸弘道館』 
5月:『布引の新緑』
4月:『山ざくら』
3月:『水仙』

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1月:『小菊』
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11月: 『筑波山』 
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8月:『九歳の八千代』  
7月:『会下山風景』
6月:『舞子の松』
5月:『赤い本』

4月:『菊池辰重氏像』
3月:『代々木風景』
2月:『春のうた』
1月:『雲と牛』
12月:『天王山農場』
11月:『初秋』

10月:『月見山風景』
9月:『孔雀』

 


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