
柿と葡萄と栗を描いたこの「実りの秋」は、清一が76歳のときの作品で、清一と親交のあった丸山芳夫氏のご遺族のために描かれたものです。丸山氏は木曜会創設者の一人で、1936(昭和11)年の文展鑑査展に入選したほどの腕前の持ち主でした。詳しくは『舞子の松』(2002年6月号)、『山本五十六元帥の生家』(2004年12月号)をご覧下さい。

▲ 鈴木清一作『実りの秋』(1971年)
油彩・カンヴァス、37.9X45.5cm、個人蔵(新潟県)
予 告
『郷土の洋画家・鈴木清一回顧展』(2001年10月11〜16日、於こうべまちづくり会館)の開催に併せて、本ウエブサイト『画家・鈴木清一の世界』を開設して以来、亡父・清一の作品を毎月1点ずつご紹介する「今月の一枚」の連載を開始いたしました。どこまで続けられるかと心配しながらの門出でしたが、みなさま方の温かいご声援に勇気づけられて、今日まで何とか続けてくることができました。そして来月で満10年、通巻120号を迎えるのを機会に「今月の一枚」はひとまず終了し、しばらくお休みをいただいた後に、新しい企画で再出発することにしたいと存じます。長い間のご愛顧に感謝するとともに、今後ともなお一層のご支援をお願い申し上げます。
2011年7月1日
鈴木 耕三
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